Top >  3.代替療法 >  ソフロロジー・鍼

ソフロロジー・鍼

ソフロロジー


お腹の中で赤ちゃんを育てている妊婦さんは、一度は「ソフロロジー」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
具体的にはどんなものか知らないけれど、分娩法のひとつで、赤ちゃんかピンク色の肌をして生まれてくるとか…という話を何となく耳にしていませんか?

ソフロロジー法は、麻酔薬を使わない無痛分娩、つまり代替医療法のひとつなのです。
ソフロロジー法では、心と体を訓練することで精神や身体の安定を得るという、東洋的な禅やヨガの様式を取り入れて訓練します。

ソフロロジーの目的は、妊娠中から母性をはぐくみ、出産・育児へつなげるため、すべてをあるがままに前向きに受け入れることのようです。
「出産は、母親と赤ちゃんの初めての共同作業」「陣痛は、赤ちゃんを生み出すための大切なエネルギー」と、出産に対して前向きに考えられるように訓練していきます。

具体的には、基本である「あぐら」の姿勢をとり、リラックス音楽を聴きながら、呼吸法の練習をしたり、出産の様子をイメージトレーニングしていきます。
その積み重ねにより、やがて陣痛への不安が、自分に受け入れられるものだという前向きな考えに変化していきます。

いざ分娩が始まっても、深くゆったりとした呼吸で心身ともにリラックスをはかり、赤ちゃんが自ら自然に出てくる力を生かせるようにします。
そのため、ストレスのかからないピンク色の肌をした赤ちゃんが生まれてくる、と言われます。

病院によっては、このような麻酔を使わない無痛分娩法を、和痛分娩と呼んで分けているところもあります。


分娩における鍼治療

「産婦人科+鍼灸治療」というと、逆子治療や不妊症、生理痛の治療などがあります。
鍼やお灸で本当に治るのか、疑問を持つ人も多いと思いますが、特に逆子治療などは短期間で効果があらわれ、実際に施術を受けた妊婦さんは驚きます。

また逆子などの問題がない場合でも、安産に向けてお腹(子宮)をやわらかくするために、妊娠期間中から鍼灸療法を取り入れる病院もあるようです。

鎮痛法としての鍼療法は、おもに慢性的な痛みの緩和を求める人たちに多く用いられていて、分娩時の痛みの緩和(無痛分娩)を目的として使用される例はまだ一般的ではありません。
しかし、妊娠以前に他の症状で鍼治療を受けたことがある女性や、副作用の少ない無痛分娩法を望む女性から支持されています。

鍼療法は中国で古くから治療に用いられた手法で、熟練した鍼師が細くて長い「鍼」をからだのさまざまな部位の皮膚に刺していきます。

「鍼」がどのように効くのかは、まだはっきりとわかっていませんが、一説では、「鍼」の刺激によって、痛みを緩和する働きのあるエンドルフィンという化学物質が筋肉や脳に分泌されるといわれます。
こうした内因性の鎮痛物質であるエンドルフィンの分泌によって、陣痛の痛みもコントロールできるのではないかと言われています。

陣痛が始まったら、なるべく早い時期から鍼療法を始めると効果があるようです。
陣痛時に鍼を刺すポイントは、腕や脚、耳、手、足首、腰などにあります。
鍼を刺す時には、ほとんど痛みを感じないか、感じてもわずかな痛みのようです。
通常、鍼は15分~40分ほど刺したままにしておきます。
十分な鎮痛効果は期待できないにしても、鍼を打つとリラックスできたとか、エネルギーがわいてきた、という人もいます。

 <  前の記事 ラマーズ法・バースボール  |  トップページ  |  次の記事 水中出産  > 


スポンサードリンク